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​メールマガジンサンプル

​サンプルテキスト1 (Vol.10より抜粋)

映画「We Margiela マルジェラと私達」

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作品概要

コンセプチュアルで破壊的、ファッション界に革命をもたらしたブランド

この映画は、90年代アンチモードを掲げ挑戦的なファッションを発表したマルタン・マルジェラのドキュメンタリーです。
ベルギー出身のマルタン・マルジェラは、当時からメディアの取材には一切応じることはありませんでした。また、写真撮影も拒否する為に顔や姿さえ分からずミステリアスな人物として知られています。

もちろんこの映画でもご本人は登場しませんが、当時のスタッフの証言からマルタン・マルジェラの人物像が浮かび上がってくるような感じです。

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デザイナー本人が表に出てこないので、スタッフがコレクションについて説明する場面が多くなります。そうした経緯から、スタッフは 「We (私達)」という表現を自然に使うようになります。
スタッフのインタビューでは、この表現をすることで、チームして結束が高まったり、作品への責任感も高まるという効果があったと語られていました。また、We=私達と表現することで自分自身(個人)へのプレッシャーや責任を軽減することに繋がったというのが非常に興味深い点です。

2002年にディーゼルに買収されるまで、ブランドの経済面を一切考えず攻めに攻め続けたメゾンマルタンマルジェラ。
またどんな形であっても復活してほしいと思わせてくれるデザイナーです。

 映画をみる前に!覚えておきたいキーワード

  • シャビールック(ポペリズム)…貧困者風スタイル、みすぼらしい格好という意味。グランジファッションの先駆けと言われている。

 

  • アンチモード…80年代当時のきらびやかで優雅な高級志向に対抗する新しいファッション

 

  • アーティザナルコレクション…ヴィンテージクローズを解体、再構築することにこだわったマルジェラのオートクチュールコレクション

 

  • 脱構築…靴下を組み合わせてセーターを作るなど、モノの使い方や素材の既成概念を一旦破壊し、新たに組み上げるデザイン

 

  • カレンダータグ…服や小物に0~23までの数字が記されたタグがついている。タグによってラインが分かれている(1は、女性向けラインなど)

​サンプルテキスト2 (Vol.7より抜粋)

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最近巷でよく聞く「ダイバーシティー」というキーワード。
先日行われたTHAの審査員、WWD Beautyの大出氏も審査基準にダイバーシティーを挙げていました。

そんな話題のダイバーシティーとは、一体何なのでしょう。

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ダイバーシティー(Diversity) は「多様性」を意味する言葉です。

経済やビジネスの面では、人種、信仰、性別、年齢、障がい、学歴などによって制限せず人材を広く活用する動きを指し、個人の能力を最大限に活かすことで生産性を高め、市場の多様化したニーズに答える事を目的としています。

ファッション分野で使われる場合は、人種、性別、性的指向、年齢、体型、スタイルなどの許容と個性(キャラクター)の尊重を意図している場合が多いようです。

具体的にはどのような動きがあるのでしょうか。

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ファストファッションにみるダイバーシティー

オンラインと限られた店舗のみ取り扱いの為ご存知ない方も多いと思いますが、2015年からユニクロは HANA TAJIMA という特別コレクションでムスリムファッション(ヒジャブやロングスカート)を展開しています。ファッション雑誌等で多様性が話題になる前の動きなので、国内ではかなり早くから取り組みを行っていると言えます。

また、ZARAやH&M、GAPなどの世界的に展開している他のファストファッションブランドにも言えますが、ウェブサイトを見ていると近年着用モデルの人種が非常に豊かになっていることに気づかされます。

ハリウッド映画やディズニープリンセス達がそうであるように、多様性を持たせるということは既に世界的な展開にはすでに欠かせないものになっているようです。
人種差別の問題だけでなく、有色人種である私たちにとっては単純に自分と重ねられるか、共感できるか、という点でも重要な事だと思います。

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多様性の打ち出し方

それでは、ショーやランウェイではどうでしょうか。

​続く...

​サンプルテキスト3(Vol.8より抜粋)

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フォトグラファーのリファレンスを増やそう!

フォト作品を作っている方々にとって、画作りや写真全体のコンセプトを固めることが日に日に重要視されてきています。そういった意味でも、フォトグラファーの参考を増やして作品のアイデアにいい影響を与えていきましょう。
今回は、我々Logyが、今おすすめするフォトグラファーを3名ほどご紹介していきます。ネット検索する時は、英語と日本語両方で入れてみると多くの画像が見つけれられます。

1. ハーレー・ウィーアー(Harley Weir)

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イギリス人のフォトグラファー、ハーレーウィアーは、今ファッション写真界で非常に注目されています。
特徴としては、写真全体の色使いや脱力感のある雰囲気です。被写体の質感も生っぽくてリアル。バキバキに決めすぎない今のハイファッションを象徴するようなフォトグラファーですね。

サロンスタイル、クリエイションに関わらず参考になりそうなフォトグラファーです。
 

2. Maria Svarbora(マーリア・シュヴァルボヴァー)

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最近「SWIMMING POOL」という写真集が日本でも発売された、スロヴァキア人のフォトグラファーです。幾何学的な背景とモデルの配置やパステルカラーの色使いなどすべての写真に共通したコンセプトがある写真作家です。鮮やかでほんのりレトロな雰囲気は映画監督のウェス・アンダーソンとも近いイメージですね。

画作りや写真全体の色使いなど参考になる点が多いはずです。

​続く...

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